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UPS Interface Expander 2 (AP9624) 動作モードとディップスイッチ設定方法

本ページでは、UPS Interface Expander 2 (AP9624)の動作モードとディップスイッチ設定について説明しています。
製品のディップスイッチによってシャットダウンタイプの異なるいくつかの動作モードが選択可能です。


01
図1. AP9624 ディップスイッチ

表1. AP9624 ディップスイッチ設定項目
スイッチモード
スイッチ設定
スイッチ
1
2
3
4
コンファーム (デフォルト)
2
0
0
0
-
ローバッテリ
3
0
0
1
-
タイマー
2分
4
0
1
0
-
5分
5
0
1
1
-
10分
6
1
0
0
-
15分
7
1
0
1
-
30分
8
1
1
0
-
60分
9
1
1
1
-
アドバンス
YES
10
-
0
NO
11
1

コンファームモード (デフォルト)
コンファームモードは、シグナルケーブルで接続されているそれぞれの装置がUPSに対してOSシャットダウンに移行したことを通知し、
すべての装置がシャットダウンした後にUPSが出力を停止します。
このモードでは、バッテリを使い切る前にUPSが出力を停止することから消費するバッテリ容量を節約できるうえで、
保護されている装置がすべて正常にシャットダウンしてからUPS をシャットダウンすることができます。

Smart-UPS SMT/SMXで使用する場合のコンファームドモードについてはFA256852を参照してください。

ご注意:
デフォルトのディップスイッチはこのコンファームモードに設定されています。
通常はコンファームモードでの使用を推奨いたします。以下のアドバンスドの項の説明もお読みください。
PowerChute Business Edition for Linux, Solarisでご使用されるコンピュータによっては
このモードではUPSがシャットダウンに移行しない場合がございます。その際にはタイマーモードにて運用ください。
コンファームモードに対応していない機器が一台でも接続されている場合には以下の説明にある別のモードにて運用ください。


タイマー・モード
タイマーモードは、UPSが電源障害などによってバッテリ運転した際にInterface Expanderのディップスイッチにて設定した時間を継続した場合に
擬似的にローバッテリ信号を出してコンピュータをシャットダウンさせるモードです。
タイマーモードでシャットダウンを開始するとローバッテリ信号時間でUPSは電源出力を停止します。
ディップスイッチ1、2、3 を使用して、あらかじめ決められている6 つの時間値から1 つを選択します(表1の該当セクション参照)。

Smart-UPS SMT/SMXで使用する場合のタイマーモードについてはFA292362を参照してください。

備考:
PowerChuteはシャットダウンシーケンスまでの時間をInterface Expanderのタイマー設定時間よりも長く設定してください。
タイマーモードを用いることでPowerChute(電源管理ソフトウェア)を使用していない環境下において、
電源障害発生・継続に設定された時間においてUPSをスリープモードに移行することが可能です。


ローバッテリーモード
ローバッテリーモードでは、Interface ExpanderからはUPS をシャットダウンさせる自動的なコマンドは発行されません。
UPSは通常通りに機能し、バッテリーが消耗した時点でローバッテリを通知しバッテリが切れ次第、出力停止します。
ローバッテリーモードでは、UPS はバッテリー容量を完全に使い切ることより、
選択できるモードの中で停電中のコンピュータの稼働時間を最長にすることができます。


アドバンス
アドバンスではアドバンス・ポート(UPS本体のポート)の動作について、
Interface Expanderにあるディップスイッチの4 の設定で以下のように動作を変更します。

・ディップスイッチの4 番を0(下)にすると、アドバンス・ポートは通常通り動作し、コンファームモードでシャットダウンの準備が整うのを待ちます。
・ディップスイッチの4 番を1(上)にすると、アドバンス・ポートは、常に準備が整ったものとされます。

Smart-UPS SUAシリーズでは、通常はデフォルトの0にてご使用ください。
1にすることでInterface Expander上の機器の動作状態は無視されアドバンスポートのコンピュータの設定に従いシャットダウン処理されます。
Smart-UPS SMT/SMXシリーズの場合、Interface Expanderはアドバンスポートからの信号を受信することができないため、常に1(上)の状態にしてください。


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