APC RSシリーズでは、UPS本体のボタン操作 もしくは UPS電源管理ソフトウェア PowerChute Personal Edition (標準バンドル) で警告音を有効/無効に設定できます。
【対象型番】
BR400S-JP, BR550S-JP, BR1000S-JP, BR1200S-JP
BR400G-JP, BR550G-JP, BR1000G-JP, BR1200G-JP (APC RS Gシリーズはサポートを終了させていただきました)
【ご注意】
・警告音の有無の設定は可能ですが、警告音は有効な状態把握の手段であることから、ミュートにせずに ”有効” のままでの運用を推奨します。
・警告音が頻繁になる場合には、ミュートに設定するのではなく警告内容にあわせて対処してください。
参考: APC RSシリーズ 警告音の種類 にて内容をご確認ください。
【ミュートの適用範囲】
・ ミュートにならないイベントについて
ミュートに設定している場合にも バッテリー切断、システムフォルトを示すエラーコードが表示されている、
LCD (液晶ディスプレイ)に何も表示されないなどの故障検知や重大なイベントは警告音が鳴り、エラーであることを知らせます。
すでに警告音が鳴動し 事象が発生している場合には、LCDディスプレイ(液晶ディスプレイ) に表示されているアイコンを確認し、
警告音が短音であるか長音であるかを確認のうえ、本体の電源をオフし、使用を一時中断してください。
万一、電源が切れない場合には、UPSの入力コンセントを抜き バッテリーを取り外してください。
なお、APC RS Gシリーズは重大イベントも含め、すべてミュートになります。
・ PowerChute Personal Editionによる設定とUPS本体での設定の優先度について
APC RSシリーズのミュートの設定は、UPS本体のボタン操作とPowerChute Personal Editionの2通りに対して
優先度があります。
PowerChute Personal Edition の 通知設定が優先されます UPS本体でミュートの有効・無効の設定にした場合にも PowerChute Personal Editionで設定されたものが優先されます。 本体のスピーカーアイコンに斜線が入っている (ディスプレイ表示がミュート状態) の場合にも PowerChute Personal Editionで通知を ”常時警告音を有効する” にしている場合には、 UPSの警告音が鳴ります。 |
【設定方法】
● PowerChute Personal Edition によるミュート設定方法 (優先)
PowerChute Personal Edition を使用されている場合には、以下の設定にて警告音の有無が変更できます。
1. PowerChute Personal Editionの画面を起動します
2. 設定個所: [環境設定] > [通知] にある 3項目から設定したい項目を選択し、 [適用] ボタンをクリックします
図: PowerChute Personal Edition の通知設定画面
表. 通知 警告音の選択項目
項目 | 説明 |
UPSの警告音を常時有効にする (推奨) | 警告およびシステム障害時に UPSから常時警告音が発せられます。 |
UPSの警告音を常時無効にする | 警告およびシステム障害が起きても、 UPSからの警告音は常時ミュート状態になります。 |
コンピュータが休止状態の時はUPSの警告音を無効にする | コンピューターが休止状態のときは、 UPSの警告音がミュート状態になります。 ここで、音を鳴らしたくない時間帯を設定することも可能です。 |
● UPS本体 ボタン操作でのミュート設定方法
警告音を無効 (ミュート)に設定したい場合には、
UPS前面の左上にある ミュートボタン を 2秒間押すことで警告音の "有効 / 無効" を変更できます。
図: ミュートボタン (2秒間押す)
[ミュート有効/無効の確認方法]
UPSのLCD (液晶ディスプレイ)に スピーカーのアイコンに斜め線が入っていると、警告音は ”無効” ミュートになります。
*1 PowerChute Personal Edition で [UPSの警告音を常時有効にする] が適用されていると、
UPS本体で警告音を [無効] と設定した場合でもPowerChute Personal Editionの設定が優先され、警告音は ”有効” になります。