このページはNetwork Management Card 2 ファームウェアバージョン6.8.0より、
初期出荷時のプロトコル、ユーザー設定が変更されたことについて説明しています。
【対象製品および対象バージョン】
・ Network Management Card 2 (型番: AP9630J)
・ Network Management Card 2 EM (型番: AP9631J)
・ ファームウェアバージョン6.8.0以降
アップデートによる適用時を除きます、ただしアップデートの場合には下記の [注意事項] を参照ください
・ Network Management Card 2相当で同バージョン以降が組み込まれた以下の製品
PDU:
Metered, Switched, Metered Plus, Switched Plus, ラックPDU (AP84XX, AP86XX, AP88XX, AP89XX)
Metered, Switched ラックPDU (AP7XXXB)
ATS:
Rack Automatic Transfer Switches (AP44XX)
UPS:
Symmetraシリーズ
Smart-UPS SRTシリーズ
【概要】
Network Management Card 2 ファームウェアバージョン6.8.0 (以降 v6.8.0) では、
セキュリティ機能強化により、初期出荷時 (デフォルト) では、
HTTP, FTP, SNMP, Telnetのプロトコル、
スーパーユーザーを除くすべてのデフォルトアカウント
が、無効の状態で出荷されております。
[注意事項]
ファームウェアをv6.8.0以降にバージョンアップ、更新した際には設定が引き継がれることで、
アップデート時には本条件は適用されませんが、
デフォルトにリセット (Web UIまたはCLIを使用)を実行するか、CLIでformatコマンドを使用した場合、
工場出荷時にリセットすることでも同様にv6.8.0i以降のファームウェアでは初期設定値が適用され、
上記のプロトコル、ユーザーが無効になることにご注意ください。
無効になっているプロトコル、ユーザーを有効にする場合には下記の手順を参照ください。
【手順】
(1) HTTPS(https:// <myIPAddress>)を使用してWebユーザーインターフェイス (Web UI)にアクセスするか、
シリアル接続またはSSH接続を使用してコマンドラインインターフェイス (CLI)にアクセスします。
(2) スーパーユーザーとしてログオンします。初めてログオンする場合はスーパーユーザーのパスワードを変更するように求められます。
(3) 必要なプロトコルとユーザーアカウントを有効にします。
PowerChute Network Shutdownを使用される場合の注意事項
PowerChute Network Shutdown (PCNS)との接続はデフォルトでHTTPを必要とします。
PCNSとの接続を有効にするには、デバイスでHTTPを有効にするか、PCNSでの設定でHTTPS接続を許可します。
PCNSと通信する場合には、以下のKB (FA400163)もご参照ください。
PowerChute Network Shutdownセットアップ時のNetwork Management Cardとの認証フレーズに関する注意事項
設定方法はデバイスごとに異なるため、各プロトコルのデフォルト設定を変更する詳細な手順については、
www.apc.com/ja/jpの該当する製品ページのユーザーガイドまたはインストールガイドを参照してください。
注:デフォルトにリセットした後、優先ネットワーク設定を再構成する必要がある場合があります。
公開日 2019年12月27日