Symmetra RM 及びSymmetra PowerArrayで入力電源が正常であるのにOn Battery LED が点灯する場合についての説明です
Symmetra RM、Symmetra PowerArray (販売サポート終了製品)は、
搭載されているバッテリーモジュールのバッテリーが高温になった場合には、すべてのバッテリーを保護するために充電を停止します。
その際には、パワーモジュール内のバッテリーラインから電源供給を受けている制御電源回路がバッテリー駆動となることから
バッテリーが放電することで、それを通知するために On Battery LED が点灯します。
この場合にはOn Battery LEDが点灯していますが、UPSはオンライン運転しています。
通常のオンバッテリ運転との区別は、下記項目を確認し、全て一致していれば、
ここでの説明の現象であることが確認できます。
1. オンバッテリーLEDが点灯している
2. PowerView の Fault&Diagnostics のメッセージに Internal Temp High が表示されている
3. PowerView の入力電圧および周波数の表示値が オンライン運転の許容範囲内である
なお、この事象が発生している場合には、
いずれかのバッテリーモジュールがバッテリー寿命期における熱逸走等により、高温になっている可能性が考えられます。
原因となっているバッテリーモジュールをPowerViewより確認し、フレームより取り外してください。
障害となっているバッテリーモジュールが除去されるとOn Battery LEDが消灯し、UPSはバッテリーの充電を再開します。
上記現象を確認した場合、直ちに取り外したバッテリー以外のバッテリーにも熱をもっているものがないか、
コンディションをチェックし、交換の必要性を確認ください。