Smart-UPS LCD (SMT/SMXシリーズ)とNASを連動させ電源障害時にシャットダウンを検討される際の
構成上の確認ポイントを説明しています。
【事前に確認する項目】
1. NASに搭載されているOS : NASに搭載されているOS (Windows Storage Server / NAS独自のOS / LinuxベースのOS など) 2. 通信方式 NASベンダー様の互換性確認を行っている通信方式の確認 UPSとNAS間の通信 (USB / シリアル通信 / ネットワーク通信) 3. OSバージョン : NASに搭載されたOSがWindows Storage Serverである場合にはバージョンを確認します |
各確認項目はNASメーカー様のWebページにてご確認ください
Windows Storage Server, Windows Server IoT for Storage 搭載の場合:
WindowsベースのNASの場合には弊社オプションの電源管理ソフトウェア (PowerChute)を導入し、
NASとUPSとを通信し電源管理が可能です。
Windows Storage Server, Windows Server IoT for Storageには制限事項が設けられていることがあります。
NASベンダー様で弊社のUPS,ならびにPowerChuteとの互換テストをされているかご確認ください。
多くのNASベンダー様において、シュナイダーエレクトリック APCブランドUPSとの互換性を確認されております。
ソフトウェアは2種類あり通信方式とOSバージョンを確認することで
選択ソフトウェアとNASにソフトウェアを導入可能か確認することができます。
1) 通信方式
UPSとNAS間で通信可能な通信方式が
USBもしくはシリアル通信、ネットワーク通信のいずれかで選択いただくソフトウェアが異なります。
USBもしくはシリアル通信の場合: PowerChute Business Editionが選択可能
ネットワーク通信の場合 : PowerChute Network Shutdownが選択可能
2) OSバージョン
NASに搭載された Windows Storage Serverのバージョンにより各ソフトウェアが導入可能か確認します。
対応OSはPowerChuteシリーズ 対応OS表を参照ください。
PowerChuteシリーズ 対応OS表
注意点:PowerChute Network Shutdownを選択される場合は
別売のオプションカードNetwork Management Card 3 (型番: AP9640J または AP9641J)をUPSに装着する必要があります。
NAS独自のOSやLinuxベースのOSを搭載したNAS
LinuxベースのNASには通常ソフトウェアを追加、インストールができませんが、
多くのNASベンダー様において、シュナイダーエレクトリック APCブランドUPSと連携できる
UPS用のプログラムがあNASにあらかじめ導入されております。
動作確認済みのUPS型番、ならびに接続方法、設定方法につきましてはNASメーカー様にて公開されている情報を参照ください。
[構成について] 注意点
LinuxベースのNASとPowerChuteをインストールしたコンピューターを1台のUPSで構成することはできません
NAS独自のOSやLinuxベースのOSに用意されているUPS用のプログラムと弊社PowerChuteの異なるソフトウェアが
1台のUPSに混在させてUPSを制御することができません。
PowerChuteをインストールしたコンピューターとNAS独自のOSやLinuxベースのNASとは、
それぞれ別のUPSに分けて、バックアップしてください。