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APC RSシリーズ エラーコード F01が表示された際の対処方法

APC RSシリーズで エラーコード F01が表示された際の対処方法について説明します。

APC RSシリーズにはUPSの異常を検知した際に液晶画面にエラー内容を知らせる機能が備わっています。
エラーコードが表示された場合、本体の内部故障を示します。

以下内容をご確認いただき、万一事象改善されない場合は本体のご使用を中止し、お買い替えください。


【対象製品】
APC RSシリーズ
BR400S-JP, BR550S-JP, BR1000S-JP, BR1200S-JP
BR400G-JP, BR550G-JP, BR1000G-JP, BR1200G-JP  (APC RS Gシリーズはサポートを終了させていただきました)

【事象】
UPS本体のディスプレイに ”See Manual" のマーク点滅とともにエラーコード F01が表示され、
ピーーーッという長音の警告音が鳴動します。

01

【エラー内容】
F01は、 "バッテリー運転時の過負荷検出" を示しています。
UPSがバッテリー運転中にバックアップコンセントにつながっている機器が、
UPSの最大出力容量を超えていることを検知した場合に F01を表示し、出力を停止します。


【原因】
過負荷 (機器のつなぎすぎ)の可能性があります。
過負荷は、UPSに接続されている負荷機器の合計の消費電力 VAもしくは W (ワット) が、
UPSが出力できる容量を超えていることをことを指します。
UPSのバックアップコンセントに接続している負荷機器の合計の最大消費電力を確認してください。

注意 : 以下の機器を接続するとF01の発生、UPSの故障の原因となります
レーザープリンター, コピー機, 冷蔵庫, エアコン, 電気ヒーターなど断続的に大電流が流れる機器や、
トランス, 半波整流器, モーター, コイルを内蔵している機器 (掃除機, ヘアードライヤーなど)を接続しないでください。
これらは各製品のカタログ値以上の消費電力が発生するUPSでバックアップできない機器で、
F01の発生、UPSの故障の原因となります。

表. APC RSシリーズ 最大出力容量
型番最大出力容量 (VA/W)
BR400S-JP, BR400G-JP400VA / 240W
BR550S-JP, BR550G-JP550VA / 330W
BR1000S-JP, BR1000G-JP1000VA / 600W
BR1200S-JP, BR1200G-JP1200VA / 720W

* UPSの最大出力容量以上に機器をつなげないでください。故障の原因になります。

02

出力コンセントの左側列の " バックアップコンセント "
につないだ機器の消費電力の合計が
UPSの "最大出力容量 " を超えると、UPSは過負荷検知して停止します。

[注意]
UPSがバックアップできる電力量は決まっています
UPSの最大出力容量を超える機器の接続はUPSが故障します

UPSに接続される各機器の最大消費電力をマニュアルやカタログなどで確認のうえで、
左の列の"バックアップコンセント"には、上記の表のUPSの最大出力容量内に収まる範囲で
電源バックアップする機器を接続してください。



【対処方法】
UPSが製品仕様を超えた過負荷を検知し、出力を停止することでUPSの故障を防げた場合には、
継続して使用できますが、バックアップコンセントに接続されている負荷を減らす必要があります。

以下手順を実施してください。

1. UPS本体の電源ボタンを押して、電源を切ります。*1

03

*1    電源が切れない場合には、UPSの入力コンセントを抜き、バッテリーを取り外してください。

2. UPS背面のコンセントに接続されている機器をすべて外します。
3. UPSになにも機器を接続していないUPS単体の状態で、UPS本体の電源ボタンを押して起動を試してください。
4. UPSが起動して、10秒間のセルフテストの実行後にF01が表示されずに正常に立ち上がるか確認してください。


・ F01は、接続されている機器の消費電力の合計がUPSの仕様を超えている可能性がありますので、
UPSにつなげる機器の仕様を確認のうえつなぎ直す必要があります。

5. 接続される各機器の最大消費電力をマニュアル、カタログ等で確認してください
6. 手順4.で事象が解消している場合、バックアップしたい機器を順番に最大容量内でバックアップコンセントに接続してください。

いままでつないでいた機器の合計の消費電力がUPSの仕様を超える場合には右の列のサージ保護のみコンセントに接続してください
(サージ保護のみコンセントは停電時にバッテリーバックアップされません)。



● 上記対処方法にて事象改善する場合
無負荷(UPSに機器をつながない状態)で、起動する場合には、これまで使っていた機器のつなぎすぎ、
もしくはつないでいる機器に異常があった可能性が考えられます。
UPSにつなぐ機器の最大消費電力を各製品のマニュアルなどで確認し、
UPSの最大出力容量に収まるよう機器を選別して接続し、使用してください。


● 上記対処方法にて事象改善しない場合
UPSは、出力の状態監視での過負荷検知のほか、サーキットブレーカーで過負荷に対してUPSの故障を回避します。
本体背面にあるサーキットブレーカーでが飛び出ていないかを確認し、改善されるか確認してください。
サーキットブレーカーを押しても事象改善されず起動しない、エラーが出てしまう場合には、
本体が故障していますので、使用を中止してください。

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【参考】
・その他のエラーコードが表示される場合は
APC RSシリーズ エラーコード F0xが表示された際の対処方法 をご確認ください。

Schneider Electric 日本

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