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APC RSシリーズ エラーコード F06が表示された際の対処方法

APC RSシリーズで エラーコード F06が表示された際の対処方法について説明します。
弊社製品は障害発生時に液晶画面に自己診断結果による内容を知らせる機能が備わっています。
エラーコードが表示された場合、本体の内部故障を示します。


【対象製品】
APC RSシリーズ
BR400S-JP, BR550S-JP, BR1000S-JP, BR1200S-JP
BR400G-JP, BR550G-JP, BR1000G-JP, BR1200G-JP (APC RS Gシリーズはサポートを終了させていただきました)


【事象】
UPS本体のディスプレイに ”See Manual" の文字が点滅とともにエラーコードの F06 と表示され、
ピーーーッという長音の警告音が鳴動し、バックアップコンセントの出力は停止します。

F06
図: F06 表示例

【エラー内容】
F06は、"リレー切り替え異常" を示します。UPSが自動電圧調整 (AVR) もしくは
バッテリー運転への切り替え時に動作異常を検知し、エラー表示とともに出力を停止します。


【対処方法】
本エラーコードが、一時的な異常検知か故障にいたったものかを以下手順で確認してください。

1. エラー発生後の操作:

停止ならびに起動確認

1-1. UPS本体の電源ボタンを押し、UPSの電源を落とします。 *1

Power
*1 電源が切れない場合には、一旦UPSの入力コンセントを抜き、バッテリーの接続を外し
再度、バッテリーを取り付けてください。

1-2. 再度、電源ボタンを押し、UPSを起動します。
1-3. 本体が起動し、F06が表示されず、セルフテストをパスして通常の起動状態になることを確認してください。



2. 対処について

● 1.の手順の再起動で問題なかった場合
一時的な異常検知であったと考えられ、継続して利用可能と判断できます。
ただし、本エラーはご利用いただいている電源環境によって発生していることが考えられます。
エラーが解消しても再発 またはUPSをお買い替え、交換された際にも同事象が発生する可能性があります。
下記の [再発防止のための予防措置] を参照いただき、入力電源環境の確認 および 設定を変更してご利用ください。


● 1.の手順で電源を再投入してもF06が出る場合
事象が改善されない場合は、UPSが故障しています。
継続利用はできず、ご使用を中断していただき、本体をお買い替えいただく必要がございます。


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【エラーコードF06の発生要因】
本エラーは主にUPSの入力電源で電圧変動が頻繁に発生する場所で使用した場合に
AVR, バッテリー切り替え回数の累積によってリレー動作に異常が発生します。
このエラーは発生源を排除することで再発を防ぐことができます。


【再発防止のための予防処置】

3. 原因の排除

UPSの入力電源をとっている同じOAタップに15Aを超えるような機器がつながっている
または、それらの機器がUPSのサージ保護のみコンセントにつながっている場合には、
機器の動作のたびに電力不足のために電圧降下が発生することでUPSが切り替わります。

レーザプリンター、複合機など始動時に大きな電流を必要とする機器には
入力は単一電源で取るように注意書きが記載されております。
UPSと始動時の消費電力が大きい機器は、別の電源から取るように入力電源のコンセントを変えて、
自動電圧調整 (AVR)、バッテリー運転に切り替わらないようにしてください。

見直しポイント

3-1. UPSの入力電源
UPSと同じOAタップから入力電源をとっている機器が多数つながっている、
同一コンセントにレーザプリンター、複合機、冷蔵庫、大型モーターを搭載した装置がある場合、
これらの消費電力の変動が大きい機器が動作することで電圧が変動する要因となります。


3-2. UPSのサージ保護のみコンセントに接続する機器
サージ保護のみコンセントにレーザプリンター、複合機、ドライヤーなど消費電力の大きい機器を
接続していることで、その機器の作動にあわせてUPSの入力電源が電圧降下を起こします。

これらの周辺機器の動作により電源環境の電圧が低くなった際に、
UPSはバッテリー運転、AVR作動など切り替わりやすくなるため、見直しが必要です。



4. 感度設定による頻度軽減

根本原因の排除として、上記1. を確認、実施してください。
ここで原因がはっきりせず、対処できない場合には、以下をご確認ください。

UPSはご使用環境にあわせて感度を設定できます。感度を下げることにより、
UPSが電圧変動に過敏に反応している場合には、切り替え頻度の軽減が期待できます。
なお、感度を下げることにより、停電検知などによるバッテリー運転切り替え時の時間が若干長くなります。



注意事項:

長期ご使用でのF06エラーは、大抵の場合には、UPSを使用されている入力電源環境が原因になっています。
原因の排除、感度設定による切り替え頻度を減らすことで、エラー、故障を防ぐことができます。
また、本体を交換されても対策をとらない場合には、期待寿命よりも早い時期に本体故障につながるため、
[感度設定について] をご確認 および 設定変更を実施のうえでご利用ください。

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【参考】
・お買い替えが必要な場合には APC UPS 後継機種型番一覧 をご覧ください。

Schneider Electric 日本

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