APC RSシリーズの前面にはLCD (液晶ディスプレイ)があり、システム状態を表示しています。
表示されたアイコンの名称, 内容, 対処方法について説明します。必要に応じて対処してください。
【対象製品】
APC RSシリーズ
BR400S-JP, BR550S-JP, BR1000S-JP, BR1200S-JP
BR400G-JP, BR550G-JP, BR1000G-JP, BR1200G-JP (APC RS Gシリーズはサポートを終了させていただきました)
【表示されるアイコンの種類】
UPS本体の前面のLCD (液晶ディスプレイ)には 各種アイコンが表示されます。
各種 アイコンの意味
アイコン | 名称 | 内容 |
オンライン運転中 | 正常動作中。 UPSの電源が入っていて、入力電源が正常かつ安定した状態で 電源を供給しているときにオンラインアイコン が点灯します。 [警告音] なし | |
バッテリー運転中 (オンバッテリー) | 入力電源が乱れている、または停電状態のために バッテリー運転に切り替わって、 電力を供給しているときにバッテリーアイコン が点灯します。 [警告音] 30秒ごとに 4回鳴動 (ピッピッという短音) [対処] 作業中のデータを保存してください。 | |
バッテリー交換 | 自動セルフテストでバッテリー寿命と判定された場合, バッテリーが接続されていない場合, バッテリーの電圧が相当低くなって機能しない場合に バッテリー交換アイコン が点滅します。 [警告音] 1. 5時間ごとに 1分間の短い警告音が鳴動 (ピッピッという短音) 2. ピーーという連続音 [対処] 1. 接続されている場合には バッテリー寿命のため、 バッテリーを交換してください。 2. バッテリーの接続を確認してください。 | |
ミュートモード | 本装置の警告音はミュートモードになっていることを示します。 ミュートボタンを 約2秒間長押しすることで ミュートモード 解除へ変更することができます。 * PowerChute Personal Edition の設定が優先されます。 PowerChute Personal Editionで [UPSの警告音を常時有効にする] が適用されていると、UPS本体で警告音を [無効] と設定した場合でも PowerChute Personal Editionの設定が優先され、 警告音は ”有効” になります。 | |
| バッテリー 充電レベル | バッテリーの充電量を目盛り 5段階で表示します。 |
イベント | イベントを確認している際に表示されます。 数字はイベント数を表します。 イベント数が多い場合は、PowerChute Personal Editionで 具体的なイベント内容を確認してください。 | |
過負荷 | バックアップコンセントに機器をつなげすぎてUPSが停止しています。 機器の消費電力の合計がUPSの最大出力容量を超えた場合には 過負荷アイコン が点灯します。 [警告音] 連続音が鳴動 (ピーーという長音) [対処] 負荷機器を外し、機器の消費電力の合計を減らしてください。 | |
入力, 出力, 負荷 | メニューボタンを押すたびに IN - 入力, OUT - 出力, LOAD - 負荷 の順で値が表示されます。 | |
AVR機能作動中 | AVRアイコンが点灯すると 入力電圧の自動電圧調整機能が作動していることを意味しています。 電圧低下や過電圧状態になっている可能性があります。 [AVR Boostアイコン] 点灯している場合は、 自動電圧調整機能により入力電圧の低下を修正しています。 [AVR Trimアイコン] 点灯している場合は、 自動電圧調整機能により入力電圧の過電圧状態を修正しています。 [警告音] なし [対処] 自動で電圧補正をしており、UPSが正常に機能しているため、 対処は不要です。 入力電源の電圧変動が原因のため、頻繁に作動および解除を くりかえす場合、電圧の見直し, 感度設定を変更してください。 * 参考: Video : APC RSシリーズ UPS前面パネルより電圧感度を変更する方法 | |
システムフォルト | UPSに不具合が発生した場合、LCDディスプレイに F01 から F09 までのシステムエラーコード が表示されます。 [警告音] 連続音が鳴動 (ピーーという長音) [対処] UPS本体の電源をオフし、システムエラーにあわせて対処してください。 * 参考: APC RSシリーズ エラーコード F0xが表示された際の対処方法 | |
負荷容量レベル | 5段階で本製品への負荷容量を表示します。 負荷容量レベルが 4もしくは5 ついている場合には、 機器のつなげすぎに注意する必要があります。 UPSの容量を超えると、過負荷アイコン が表示され 停止してしまいます。 |