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バッテリー交換手順 Smart-UPS RT (SURT5000XLJ) : サポート終了製品
Smart-UPS RT 5000 (型番: SURT5000XLJ) のバッテリー交換手順を説明します。
【ご注意】
サポート期間が終了した製品です、
安全のためにご使用を中止し、後継機種にお買い替えください。
Smart-UPS RT 5000 (型番: SURT5000XLJ) は、
2005年 ~ 2017年まで販売していた製品で、製品サポートを終了させていただきました。
販売期間の長い製品のため、機器のご使用開始時期をご確認ください
本製品のサポート期間はご購入日から 5年です。
交換用バッテリーキットは 型番: APCRBC140J で、引き続きご購入いただけますが、
この製品サポート期間は設計上の標準使用期間とお考えいただき、
ご使用期間が5年を大きく超えた機器については
本モデルを継続してご使用しなければならない特別なご事情の場合を除き、
安全、安定した運用のためにバッテリー交換ではなく、UPS本体をお買い替えください。
参考: APC UPS 後継機種型番一覧
SURT5000XLJの後継機種は、SRT5KXLJ です。
APCブランド製品を新規にご購入いただくと
ご使用中のUPSを無料でお引き取りするプログラムを用意しております
Trade-UPS - UPS買い替えプログラム
なお、バッテリー交換されてご使用されるなかで
製品の動作に不調、異常があった場合にはただちに製品のご使用を中止してください。
バッテリーは定期交換が必要です。
SURT5000XLJのバッテリーの通常寿命は 2.5 年 (5~25℃), 1.7 年 (30℃) です
バッテリーは寿命期を超えて使用を続けると液漏れや発煙など事故を引き起こすことがあります。
サポートを終了している製品であることから、
バッテリー交換した時期がわからない場合には、ご使用を中止し、UPS本体をお買い替えください。
【はじめに】
・Smart-UPS RT 5000 (型番: SURT5000XLJ) の交換用バッテリーキットは 型番: APCRBC140J です。
予めご用意ください。
・バッテリーご購入前にはご所有のUPS本体の前面ベゼルを取り外した正面に貼ってあるバーコードラベルにて
製品型番が "SURT5000XLJ" であることをご確認ください。
・作業にはバッテリーモジュールを留めているネジを外すためにプラスドライバーが必要となります。
・その他、作業上の注意点 や ホットスワップによるバッテリー交換について などページ下部をご確認ください。
● 製品外観
本体写真: SURT5000XLJ 交換用バッテリーキット写真: APCRBC140J
製品名: Smart-UPS RT 5000 SURTA2400XLJ/SURTD/SURT/SRT5KXLJ/SRT192BPJ
交換用バッテリーキット #140J(2本セット) *1
*1 APCRBC140Jには、SURT5000XLJ本体のバッテリー交換に必要になる2本のバッテリーモジュールが入っています。
【バッテリー交換手順】
● バッテリーの取り外し
1. フロントベゼルを外します。
2. バッテリーカバーのネジを 2箇所外します。
3. バッテリーカバーの取っ手を持って、矢印のように下にスライドさせます。
4. バッテリーカバーを開けます。
5. バッテリーコネクターを 2箇所外します。
6. バッテリートレイのハンドルをしっかり持って、バッテリートレイをゆっくりと装置内部から
半分ほど引き出します。次いで、バッテリートレイ底面をしっかりと持って、
UPS内部からバッテリートレイを取り出します。バッテリートレイは 2つあります。
* 1本のバッテリートレイは約18kgです。2人以上で作業を行ってください。
● 新しいバッテリーの装着
7. 交換用バッテリーキットを下記図のように UPS内部の取り付け溝に沿って、
静かにスライドさせ挿入します。バッテリートレイは 2つあります。
* 1本のバッテリートレイは約18kgです。2人以上で作業を行ってください。
8. 交換したバッテリートレイのバッテリーコネクター 2箇所を下記図のように
UPS本体のコネクターと接続します。接続した後にコネクターが、
しっかりと挿入されていることを確認してください。
* 通常、接続中にバッテリーの接続部に多少の火花が散りますが、問題ありません。
9. バッテリーカバーを閉じ、カバーの取っ手を上側にゆっくりとスライドさせます。
次いで、手順2で取り外したネジを使用して、下記図のようにバッテリーカバーをネジで止めます。
10. フロントベゼルのフックが UPS本体の取り付け溝に挿入されていることを確認し、
フロントベゼルをゆっくりと取り付けます。
バッテリー交換手順は以上です。
交換後のバッテリーが、完全に充電されるまでには3~8時間以上かかりますが、
その間にご使用いただいて問題はありません。
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【ホットスワップでのバッテリー交換について】
本モデルはホットスワップでのバッテリー交換が可能です。下記注意点を確認のうえ交換してください。
・UPS本体からバッテリーを外している間は、UPSは負荷機器の保護ができず、
電源障害が発生した場合はUPSならびに負荷機器が停止します。
頻繁に電源障害が発生している場所でご使用の場合や重要な機器を接続されている際の
UPSのバッテリー交換についてはUPSを停止したうえでバッテリー交換をすることを推奨いたします。
[ホットスワップ交換後の操作]
・ バッテリー交換LEDを消灯させる
バッテリー交換LEDが点灯してしている際のホットスワップでのバッテリー交換の場合には、
バッテリーの交換直後も交換LEDは点灯したままです。
交換後にバッテリー交換LEDを消灯させるためには、バッテリーを十分にチャージした後に
手動でセルフテストを実行いただくか、定期的なセルフテスト(デフォルトで2週間に一度) をお待ちいただくことで、
UPSが新しいバッテリーを認識し、バッテリー交換LEDが消灯します。
手動のセルフテストは、前面パネルのTestボタンを長押しすると実行されます。
【ご注意】
・バッテリートレイは約18kgとなり重量物ですので、お取り扱いには十分注意して作業を行ってください。
また、機器がラック上部に設置されている場合には複数人で作業を行うようにしてください。
・本体を運搬する際は機器を水平に保ち移動してください。
・まれに、バッテリーコネクター接続中にバッテリー接続部での多少の火花が飛ぶことがございますが、問題はありません。
・交換用バッテリーは完全な充電状態にはなっておりません。
交換直後のバッテリーは期待されたバックアップ時間を満たせないことがありますので、
負荷の確実な保護のために交換後に充電時間をおいてからご使用ください。
【交換後の使用済みバッテリーについて】
・交換後の使用済みバッテリーについては、弊社で承っております。
送料元払い(お客様負担)となりますが、事前の申し込みや処理費用は不要です。
購入したバッテリーキットの梱包箱は捨てずに取り外したバッテリーの送付時にご利用ください。
参考: APC UPS 使用済みバッテリー発送方法
なお、本モデルは販売終了から5年以上経過しており、サポートを終了させていただきました。
UPS本体の耐用年数は日本電機工業会による指針にて約5~6年と定義されており、
耐用年数が経過している機器は正常に動作しているものであっても
今後の安定性や信頼性の低下が懸念される時期であることから、
次回バッテリー交換の際には、機器を安全に保護していただくためバッテリー交換ではなく
本体をお買い替えくださるようお願いいたします。