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PowerChute Serial Shutdown for Business SNMPv3使用時の別のコンピューターへのconfigファイルでの移行手順

本ページでは、PowerChute Serial Shutdown for Business (PCSS for Business) で
SNMPv3を使用している場合の設定内容を別のコンピューターにconfigファイルで移行する手順を説明します。


【対象製品】
PowerChute Serial Shutdown for Business


【環境】
全てのOS


【内容】
PowerChute Serial Shutdownには、設定ファイル(pcssconfig.ini) が含まれ、このファイルをコピーすることで
PowerChuteの設定内容を別のコンピューターに適用できます。

PowerChute Serial Shutdown エージェントのSNMP設定画面に入力した情報は、設定ファイルに保存されますが、
SNMPv3 パスフレーズはセキュリティ上、iniファイルには反映されません。
このため、pcssconfig.ini ファイルが別のマシンにコピーされると、SNMPv3設定は正常に引き継がれません。
iniファイルで設定を引き継ぐためには、以下の手順で実施してください。


【対処方法】
SNMPv3 設定を別の PowerChute エージェントにコピーするには、以下の手順に従います。

1. pcssconfig.ini ファイルをコピーします。
Windows では、デフォルトのパスにインストールされている場合は、
C:\Program Files (x86)\APC\PowerChute Serial Shutdown\agent
に移動します。

Linux では、デフォルトのパスにインストールされている場合は、
/opt/APC/PowerChuteSerialShutdown/Agent
に移動します。

上記にあるpcssconfig.iniファイルを任意の場所にコピーします。


2. テキストエディタ(メモ帳など)で pcssconfig.ini ファイルを開きます。 [ SNMP ] セクションに以下のエントリを追加します。

SNMPv3_AUTH_PASSPHRASE_Profile_1 = <authentication passphrase>
SNMPv3_PRIV_PASSPHRASE_Profile_1 = <privacy passphrase>

編集後、pcssconfig.ini ファイルを保存します。


3. 編集した pcssconfig.ini ファイルを PowerChute の1. のディレクトリーのファイルと置き換えます。
PowerChute Agent が設定ファイル内の SNMPv3 パスフレーズを検出すると、
pcssconfig.iniファイルからパスフレーズは暗号化され削除されます。


4. PowerChute エージェントの SNMP設定画面に移動し、
パスフレーズ フィールドに値が入力されていることを確認します。


公開日: 2023年10月12日

Schneider Electric 日本

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