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Video: PowerChute Serial Shutdown UPSと通信しない場合のトラブルシューティング

本ページでは、PowerChute Serial ShutdownとUPS間の通信が行われない場合のトラブルシューティングを記載します。


【事象】
UPSと通信しない


【対象製品】
PowerChute Serial Shutdown for Business v1.x


【環境】
サポート対象のすべてのOS


【原因】
考えられる原因は複数あります。


【対処方法】

● Windowsでのトラブルシューティング

​1. サービス稼働の確認
PowerChute Serial Shutdown エージェント サービス [ APC PBE Agent ] が実行されていることを確認します。
管理者としてコマンドプロンプトを開き、
コマンド sc query apcpbeagent を入力し、サービスが動作していることを確認します。

command prompt check service status


2. ケーブル結線の確認 (シリアルケーブル)
シリアルケーブル通信の場合は、以下を確認します。
a) UPSに付属しているシリアルケーブルを使用していることを確認
b) UPSのシリアルポートとコンピューターのシリアルポートを接続していることを確認


3. ケーブル結線の確認 (USBケーブル)
USBケーブル通信の場合は、USBケーブルがUPSのUSBポートから
コンピューターのUSBポートに接続されていることを確認します。

注: シリアル通信ケーブルは標準のRS-232ケーブルとは異なり、UPSのタイプによって異なります。


4. サービスの再起動
正しいケーブルを接続して、PowerChute Serial Shutdown Agent サービス「APC PBE Agent」を停止し、再開始します。
サービスを停止して再起動するには、管理者としてコマンドプロンプトを開き、
コマンド sc stop apcpbeagent を入力し停止します。
停止したら、sc start apcpbeagent を入力し、再度起動します。

Command prompt stop-start service


5. シリアルポートを使用して通信する場合は、PowerChute Serial Shutdownが正しい通信ポートを使用するように
設定されていることを確認してください。

注意: 通信ポートをUSBからシリアルポート もしくはシリアルポートからUSBに変更する場合は、
PowerChute Serial Shutdown エージェントを再インストールして指定し直す必要があります。







● Windows: USBケーブル通信のトラブルシューティング


1. Windowsの [ コントロールパネル ] - [ すべてのコントロールパネル ] - [ デバイスマネージャ ] に移動します。

2. [ デバイスマネージャ ] から [ バッテリ ] を選択します。HID UPSバッテリが表示されていることを確認します。


USBケーブルが電源の入っているUPSに接続されているときに、
HID UPSバッテリドライバーが自動的にロードされない場合には:

・C:\Windows\System32\driversを開きます。
・hidclass.sys, hidparse.sys, hidusb.sys があることを確認します。
・hidclass.sys, hidparse.sys, hidusb.sysは、Windows OSに含まれています。
Windows OSのインストールメディアがない場合は、Windows OSのインストールメディアを使用して
インストールする必要があります。

注意: PowerChuteがインストールされている場合は、ドライバーは APC UPS となります。
PowerChuteを使用せずWindowsの電源オプションでシャットダウンさせる場合には、
ドライバーは HID UPSバッテリ である必要があります。


3. デバイスマネージャで、ヒューマンインターフェイスデバイス(HID) を選択します。
American Power Conversion USB UPS のドライバーが表示されます。
HIDまたはそのドライバーが表示されない場合は、次の手順に従って下さい。

4. 必要に応じて、コンピューターのBIOSでUSBポートが有効になっていることを確認します。
USBポートを有効にする方法の詳細については、コンピューターのマニュアルを参照してください。

5. UPSをUSBハブを使用して接続している場合は、コンピューター本体のUSBポートに差し替えてください。

注意: APCでは、確実に安定した動作のためにUPSのUSBケーブルは、
USBハブを使用せずコンピューター本体のUSBポートに直接接続することを推奨しています。

6. UPSに接続されているコンピューターのUSBポートが他のUSBデバイスに影響を受けていないか確認します。
他のUSBデバイスを取り外して、何らかの影響があるかどうかを確認します。

7. すべての接続されたUSBデバイスを確認できます。USBDeview.exeなどのフリーウェアユーティリティーを使用します。
シュナイダーエレクトリックの
FAQ283181: Video: How to verify USB communications between UPS and Windows OS using UsbDeview.exe
を参照してください。(英語)

8. USBドライバーが正しくロードされ、USBDeview.exeがUPSを検出できるのに、PowerChuteがUPSを検出できない場合は、
PowerChuteをアンインストールして、通信をリセットしてください。

a. SMT, SMXモデルのUPSの場合:
ディスプレイインターフェイスでUPボタンとDOWNボタンを同時に10~12秒間押します。
ディスプレイが点滅し、ネットワークインターフェイスが再起動したことを示します。

b. SMCモデルの場合(日本未発売):
UPSの通信バスをリセットするには、ディスプレイインターフェイスでミュートボタンとメニューボタンを
同時に10~12秒間押し続けます。ディスプレイが点滅し、ネットワークインターフェイスが再起動したことを示します。

c. SCLモデルの場合(日本未発売):
UPSの通信バスをリセットするには、ペーパークリップをUPSの後部のリセット穴に差し込みます。

d. その他のすべてのSmart-UPSの場合:
UPSに接続されているすべての機器を電源停止し、UPSをブレインオフします。
ブレインオフの手順については、以下リンクをご参照ください。
Smart-UPS SUAシリーズ, Smart-UPS RTシリーズ ブレインオフの手順


9. SMTモデルのUPSでは、グリーンモードを無効にします。
UPS LCDパネルでグリーンモードを無効にするには、[ 設定 ] - [ グリーンモード ] に移動し、設定します。

10. OSの [ 電源オプション ] で [ 詳細な電源設定の変更 ] にて USBセレクティブサスペンド を無効にします。
USBセレクティブサスペンドを無効にするには、コントロールパネルを開きます。
[ 電源オプション ] に移動し、プランの設定変更を選択して、電源の詳細設定やUSB設定を変更します。


USB Selective Suspend Settings


11. 通信をリセットするかUPSを再起動した後に、PowerChuteを再インストールしてください。
再インストールする際に、「UPSの通信ポートをすべて自動的に検索しますか?」というメッセージが表示されたら、
[ いいえ ] を選択してください。次の画面で、「UPSモデルを選択:」というメッセージが表示されたら、
ドロップダウン・リストから「その他のタイプA」を選択します。
(使用中のUPSモデルがSMT、SMX、SMC、SMTL、SRT、SCLの場合)。
UPSモデルがSUAの場合は、「Other Type-B」を選択します。
次の画面でプロンプトが表示されたら、COMポートとしてUSBを選択します。


Select UPS Model


Select USB Port


注意:手順11は、一度はシステムにPowerChuteをインストールした場合の手順です。
過去にPowerChuteをインストールしていないと、必要なAPC UPSドライバーを使用できません。
APC UPSドライバーの読み込み方法の詳細については、下記のFAQを参照してください。 (英語)
Video: How to restore APC PowerChute device drivers on Windows?




● Windows: シリアルケーブル通信のトラブルシューティング

PuTTYのようなツールを使ってCOMポートをデバッグしてみてください。

注意: Smart-UPSモデルのSMT, SMX, SRT, SURTD, SMC, SCL, SRC, SMTLなど
SmartConnect Smart-UPSモデルでは、PuTTYやその他のシリアル通信ツールを使って
シリアル通信をテストすることはできません。

テスト可能なのは、Smart-UPSモデルのSU, SUAのスマートシグナリングの場合です。
詳細については、PowerChute Serial Shutdownインストールガイドのトラブルシューティング
「Windows での UPS 通信の確認」を参照してください。

PowerChute エージェントがシンプルシグナリングを使用して通信するように設定されている場合、
UPSは自動検出されません。インストーラーを実行する場合は、UPSを手動で追加する必要があります。




● その他のWindowsトラブルシューティング情報

1. 上記の「トラブルシューティング」のセクションに記載の手順に従って、
PowerChute Serial Shutdown Agentを停止した後、再起動して下さい。
システムが通信できない場合は、次の手順に進みます。
2. UPSにUPS Interface Expander 2 (AP9624) 以外のSmartSlotアクセサリーを使用している場合には、
取り外します。
3. 上記において通信が確立できない場合は、別の通信方式(シリアル/USB)を試してください。

● Linux: シリアルケーブル通信のトラブルシューティング


1. UPSに同梱されているシリアルケーブルがUPSのシリアルポートとコンピューターのシリアルポートに
接続されていることを確認してください。

2. PowerChute エージェントを停止および開始します。
エージェント・プロセスが実行されていない場合には、
コマンドプロンプトで次のコマンドを入力して、エージェント・プロセスを開始および停止します。

# /Linux/
# /etc/init.d/PCSSAgent start
# /etc/init.d/PCSSAgent stop


3. PuTTYのようなツールを使ってCOMポートをデバッグしてみてください。

注意: Smart-UPSモデルのSMT, SMX, SRT, SURTD, SMC, SCL, SRC, SMTLなど
SmartConnect Smart-UPSモデルでは、PuTTYやその他のシリアル通信ツールを使って
シリアル通信をテストすることはできません。

テスト可能なのは、Smart-UPSモデルのSU, SUAのスマートシグナリングの場合です。
詳細については、PowerChute Serial Shutdownインストールガイドのトラブルシューティング
「Windows での UPS 通信の確認」を参照してください。(Linuxの場合もWindowsと手順は同じです。)

PowerChute エージェントがシンプルシグナリングを使用して通信するように設定されている場合、
UPSは自動検出されません。インストーラーを実行する場合は、UPSを手動で追加する必要があります。

● Linux: USBケーブル通信のトラブルシューティング


USBケーブル通信は、Redhat Linux, SUSE Linuxなど対応OSに指定されているものでサポートされています。

USBポートをテストするには、usb-devicesコマンドを実行して、接続されているUSBデバイスのリストを確認します。
コマンドがOSに表示されない場合は、OSプロバイダーのサポートに問い合わせてください。

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