エネルギーマネジメントおよびオートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーであるシュナイダーエレクトリックは、UPS(無停電電源装置)電源保護ソフトウェア「APC PowerChute™」(エーピーシー パワーシュート)のDell VxRail 専用版として「PowerChute™ Network Shutdown v4.5」を発売することを発表します。本製品は、2022年9月15日より提供を開始します。
ITインフラの普及が拡大する現代社会では、エンドポイントからデータセンターまで、あらゆるITインフラにビジネスの継続性が依存するようになりました。これに伴い、大規模集約型データセンターからエッジまで、ITインフラの規模は多様化しており、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)にもおいても、コアからエッジ、クラウドまで一貫性のある運用、エンドツーエンドのライフサイクル管理など、より幅広い運用管理が必要となっています。
Dell Technologiesが提供するハイパーコンバージドインフラ(HCI)であるVxRailは、こうした市場背景を受け、シームレスに統合されたテクノロジーにより、ビジネス環境全体でインフラストラクチャの運用をシンプルにし、ハイブリッドコンピューティングの実現と合理化されたライフサイクル管理を可能にするものです。
PowerChute Network Shutdownは、ネットワーク経由でUPSと通信し、電源障害時にサーバーを自動でシャットダウンするUPS管理ソフトウェアとして、世界中の多種多様な業界と幅広いユーザーに使用されています。管理者がWebブラウザからリモート管理を行うことができるのに加え、最新のハイパーコンバージドシステムにも対応しており、信頼性の高いシステムの電源保護をサポートします。今回Dell VxRail専用版として提供を開始する「PowerChute Network Shutdown v4.5」では、これまでの主要なPowerChuteの機能はそのままに、VxRail APIを使用することで、スムーズなVxRailシステムの自動シャットダウンを行うことが可能となります。
PowerChute Network Shutdown v4.5 の主なポイント:
- VxRail API による連携
APCブランドのNetwork Management Card 3 (NMC3) を介してVxRail API 連携
*3 ファームウェアバージョン2.2.1.1以降のNetwork Management Card 3 (AP9640J/AP9641J)の搭載が必要です。5000VA以上のUPSでAP9641Jが標準搭載されているモデルは、別途Network Management Card 3の搭載は不要です。
- 推奨された正しい順序でのシャットダウン
仮想マシン(VM)をリモートで正常にシャットダウンした後、VxRail クラスタとホストをシャットダウンすることでデータ破損のリスクを回避
- 自動での再起動
電源復旧後の起動シーケンスにより、PowerChuteが自動で仮想マシン(VM)を起動することで、ダウンタイムを最小化
- VxRailクラスタ上へのデプロイ
PowerChuteはVxRailクラスタ内に展開可能、スペース節約・ハードウェアの追加設置不要
更に、シュナイダーエレクトリックのクラウドベースのITインフラ設備管理ソリューション「EcoStruxure IT Expert」を導入することで、クラウド経由でITスペースのインフラ設備の稼働状況、温湿度など環境情報、セキュリティ情報などのデータを収集し、監視や管理を行うことも可能です。EcoStruxure ITの詳細は、 こちらをご覧ください。
なお、VxRail 対応版以外のその他主要HCIに対応する「PowerChute Network Shutdown v4.4」は、継続提供中です。
「PowerChute Network Shutdown」 製品ページ
https://www.apc.com/jp/ja/product-range/61933-powerchute-network-shutdown/
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