エネルギーマネジメント、オートメーション、サステナビリティにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーであるシュナイダーエレクトリックは、ビジネスリーダーが企業のエネルギーやサステナビリティ関連の情報開示のためにより高速にデータを活用できる環境を目指して、事業活動におけるCO2排出量や廃棄物量などの環境負荷を可視化するクラウドベースのソリューションプラットフォーム「EcoStruxure Resource Advisor」(以下Resource Advisor)に、新たな対話型AIツール EcoStruxure Resource Advisor Copilot(エコストラクチャー リソースアドバイザー コパイロット) を発売する計画を発表しました。
シュナイダーエレクトリックは、大規模言語モデル(Large Language Model)を使用し、Resource Advisor内に組み込まれた有用なデジタルコンパニオンとしてCopilotを構築しました。Copilotは、エネルギーやサステナビリティ情報の取りまとめを担うチームに、ハイレベルなデータ分析と見える化、意思決定の支援、パフォーマンス最適化を提供し、複雑な業界知識とResource Advisorのシステム情報をシームレスに処理する機能を提供します。プライベートベータ版は来月中に開始され、ソリューションの一般提供は2023年末から2024年初めとなる見込みです。
デジタル技術と社会インパクトを重視する経済とが融合する現代において、企業は新たな課題を抱えており、ビジネスリーダーにとって、環境や社会への事業活動のインパクトをデジタルソリューションで管理することの重要性は増しています。新しいCopilotを活用することで、Resource Advisorのユーザーは、適格なデータの取得や見える化の実現が可能となり、重要なインサイトをより簡単なプロセスで得られるようになります。アプローチの合理化によって、アナログな管理手法やデータ分析の必要性は減少し、戦略的なリソースの決定に集中できる環境が整います。
シュナイダーエレクトリックのサステナビリティ事業部プレジデントであるSteve Wilhiteは、「持続可能でデジタルな未来の構築は、今日進化する脱炭素化の課題に真正面から取り組むための、革新的かつ信頼性の高いツールの開発と同義です。これは世界最大規模の大企業に『協調的なインテリジェンス』を提供することを意味し、同時に最先端のテクノロジーと人間の専門知識を組み合わせて、目に見える成果をもたらすことでもあります。」とコメントしました。「Resource Advisor Copilot を活用すれば、我々のクライアント企業は、事業活動のリソース管理における様々な取組において、より迅速に、責任と自信を持って、取り組むことができるようになります。当社のグローバルコンサルタントチームの専門知識もこれをサポートします。」
この新たなツールは、シュナイダーエレクトリックのサステナビリティ事業部によるAIを活用した機能の強化です。この他に、Zeigo Network, Zeigo Activate and Zeigo Power を含む、サステナビリティ事業部のポートフォリオの全てのソフトウェアソリューションは、データサイエンス、機械学習、AIによる自動化に下支えされています。
IDC (International Data Corporation) のリサーチマネージャーであるAmy Cravensは、「Resource Advisor Copilot の発売は、シュナイダー エレクトリックによるデジタルリーダーシップの新たな波を表現するものです。」と述べ、強化機能のレビューにおいて「グローバル規模のデータと対話し、リアルタイムでインサイトを得られるようにする独自の機能によって、クライアントはさらにハイレベルな情報や判断に、より速く到達できるようになるでしょう。人工知能を自社の製品やサービスに統合してきた強力な歴史を持つシュナイダーの Resource Advisor Copilot は、企業のサステナビリティ戦略に責任を持って拡張可能なインパクトを与える態勢を備えています。」と付け加えました。
シュナイダーエレクトリックのResource Advisorは、高度なAI技術を通じて、炭素排出量、エネルギー管理、資源消費削減、ESGレポート、炭素会計(カーボンアカウンティング)など、あらゆる観点でクライアントがリソース管理の状況を把握し、アクションに反映することができるよう支援します。
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